放置禁止!外壁チョーキングの危険サイン
2025/10/20
外壁のチョーキング現象についてなぜ放置してはいけないのかなど、詳しく解説していきたいと思います!!
チョーキング現象(白亜化現象とも呼ばれます)とは、外壁の塗膜が劣化し、顔料が粉状になって表面に現れる現象のことです。
• 見た目・特徴: 外壁を手で触った際に、チョークの粉のような白い粉が手に付着します。
• 白い粉が一般的ですが、外壁の色によってはその色に近い粉が付くこともあります。
• チョーキングが起きている部分は、全体的に色あせたり、ツヤが失われたりしていることが多いです。
• 発生の仕組み:
1. 外壁を保護している塗膜(塗料の膜)は、紫外線や雨、熱などの影響を長期間受けることで劣化します。
2. 塗膜に含まれている合成樹脂が分解され、塗料の成分である顔料が分離し、表面に浮き出て粉状になります。
3. これが手に付着する「白い粉(チョーキング)」の正体です。
• サインとしての意味: チョーキング現象は、外壁の塗膜が寿命を迎え、保護機能が低下し始めているサインです。一般的に、新築から10年~15年程度で現れることが多いですが、塗料の種類や環境によって異なります。
チョーキングを放置してはいけない理由
チョーキング現象は、外壁の劣化の初期段階ではありますが、放置し続けると、建物の耐久性や美観に深刻な影響を及ぼします。
1. 防水機能の低下と建材の劣化
• 防水性の喪失: 塗膜の最も重要な役割の一つは、外壁材を雨水から守ることです。チョーキングが発生している状態は、塗膜の防水性が失われていることを意味します。
• 水の吸収: 塗膜が機能しないと、外壁材が雨水を直接吸収するようになります。水を吸い込んだ外壁は、コケやカビが繁殖しやすい環境になり、見た目が悪化するだけでなく、さらに劣化を早めます。
• 内部への影響: 最終的に外壁材にひび割れ(クラック)や剥がれが生じやすくなり、そこから雨水が建物内部(下地材や構造材)にまで侵入するリスクが高まります。
• 雨水の侵入は、建材の腐食やシロアリの発生、ひいては雨漏りの原因となり、建物の構造そのものにまで悪影響を与え、寿命を縮めることにつながります。
2. 美観の低下と資産価値の減少
• 色あせ・変色: チョーキング自体が外壁の色あせや変色を引き起こし、家の美観を大きく損ないます。
• 汚れの付着: 塗膜の機能が低下すると、雨垂れの跡やカビ・コケなどが付着しやすくなり、さらに見栄えが悪くなります。
• 資産価値の減少: 美観の低下は、そのまま建物の資産価値の減少につながります。
3. 修繕費用と大規模化のリスク
• 費用増大: チョーキングの段階で適切な再塗装を行えば、比較的費用を抑えられますが、放置してひび割れや内部の腐食まで進んでしまうと、外壁材の補修や交換、内部の修繕など、より大規模な工事が必要となり、結果的に費用が大幅にかさむことになります。
• 劣化のサイン: チョーキングは、「そろそろメンテナンスの時期ですよ」という外壁からの明確なメッセージです。このサインを見逃さず、適切な時期に再塗装を検討することが、家を長く守るための賢明な判断となります。
補修方法
チョーキング現象の補修は、原則として再塗装(塗り替え)が必要です。
1. 高圧洗浄: 外壁表面のチョーキングの粉や汚れを徹底的に洗い落とします。
2. 下地処理: ひび割れ(クラック)などの劣化がある場合は補修を行います。
3. 下塗り(シーラー/プライマー): 新しい塗料が外壁にしっかり密着し、外壁材の吸い込みを抑えるための下塗り材を塗布します。
4. 中塗り・上塗り(トップコート): 目的の色や耐久性を持つ塗料を重ねて塗り、新しい塗膜を形成し、防水性や美観を回復させます。(合計3回塗りが一般的です。)
ご自宅のチョーキングを見つけたら、まずはお気軽にお問い合わせください!
点検、今後のご相談にお伺い致します。
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信越塗装
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